訪問看護制度Q&A
新規の利用者さんに介入することになりました。うちの訪問看護ステーションともう一つの訪看で、連携しての介入になったのですが...両方の訪看が退院前のカンファレンスに行った場合、退院時共同指導加算はどうなりますか?
基本的にはどちらか1つの訪問看護ステーションが、退院時共同指導加算を算定できます。
つまり、両方の訪看が退院前カンファに入ったとしても、算定できるのは1つだけということですね。
この場合、みなさんどうやって算定する訪看を選んでいるのでしょうか?
訪問回数が多い訪看が、退院前カンファに出席し、算定するケースが多いです。
訪問回数に差がない場合は管理者同士が話をした上で、ケースバイケースですね...
あくまでイメージですが、先に介入が決まった方が主となって動くことが多いと思いますが、土日の訪問で融通を効かせた方が算定することもありました。
イルカの過去、話し合いをしないまま「うちが算定します」と言ってきた訪看さんがありましたが、あまり良い気がしなかったのを覚えています。近隣の訪看も、地域を守るチームです。その認識で連携していきたいなと思います。
余談ですが、特別管理加算の対象者であれば、それぞれの訪看で退院時共同指導加算を算定できるケースがあります。
ただ条件として、別の日に再度退院前カンファを行う必要があるので...現実的にはほぼ不可ですね。
参考
Q
退院時共同指導加算を2ヵ所の訪問看護ステーションで算定できるのか。
A
退院時共同指導加算は、1回の入院について1回に限り算定可能であるため、1ヵ所の訪問看護ステーションのみで算定できる。ただし、特別管理加算を算定している状態の利用者(1回の入院につき2回算定可能な利用者)について、2ヵ所の訪問看護ステーションがそれぞれ別の日に退院時共同指導を行った場合は、2ヵ所の訪問看護ステーションでそれぞれ1回ずつ退院時共同指導加算を算定することも可能である。
介護保険最新情報vol.267「平成24年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.1)(平成24 年3 月16 日)」の送付について
また、厚生労働省 介護サービス関係Q&A集の45ページからもチェック可能です(R4.7.20まで収載されたもの)