2024診療報酬改定、要支援のリハビリは結局いくらの収益減？

そうですね。
要支援のリハビリは結構厳しくなりました。
一番厳しいケースを抜き出すと、1回の訪問あたり340円の収益減というのもあります。

-詳細-
・看護師さんの訪問数が少ないステーション
・24時間体制、特別管理加算、看護体制強化加算をどれも算定していない
・要支援のリハビリが1年続いている
ケース。この場合は17単位減算。
*8単位減算＋15単位減算 - 1単位加算 - もともとの5単位減算

つまり、20分の訪問あたり、17単位×10円(地域次第)で、170円収益減。
だいたい40分の訪問だから、1回の訪問で340円収益が減る形になります。
(このケースで、介入1年未満であれば、7単位×10円×2=140円の収益減)

そうですよね...
ただ、これは前から言われていたもので、
看護の機能を保たず、リハで稼いでいる訪問看護を排除する方向性と捉えられるので...
まぁ仕方ないかとも思っています。

この報酬改定で、事務所側がサービス提供を辞めると、困りますね...
今までにあったものがなくなると、当然困るものは困りますが、考えられることはあります。

代替手段として、リハを主とした「訪問リハステーション」というものもありますし、行政の総合事業もあります。
チョコザップやカーブスなど民間で利用できるものもあるので、そういったものにもおきかわっていくのではないかと思います。

...と、言いつつ、事業所側が要支援のリハを絶対に辞めるというわけではありません。

看護主体で動いている訪看の場合、同じケースでの収益減は180円。
どうしても必要な利用者さんがいるのであれば、別に続けても良いと思いますよ？
(基本は成果を出して卒業させていくことが、国の方向性です)

国や行政の方向性は、イチ訪問看護ステーションには変えることが出来ないもの。
与えられた環境の中で、最善をつくすようにやっていけると良いですよね。