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精神科の訪問看護、GAF尺度記載のポイントは?

訪問看護制度Q&A

精神科の訪問看護の場合、カルテにGAF尺度の記載が必要だと思うのですが...
カルテに関して他に留意点など何かありますか?

カルテに関してですね。
基本的には、おっしゃる通りGAF尺度の記載のみでOKです。
そのGAFについても、月に1度でいいので毎回記載の必要はないですよ。

カルテとは違いますが...
GAF尺度は訪問看護報告書や明細にも記載の必要がありますので注意してくださいね。

ありがとうございます!
ちなみにGAF尺度ってそもそも何ですか?

GAF尺度(Global Assessment of Functioning)は、日本語になおすと「機能の全体的評定尺度」と言います。

これは、成人の社会的・職業的・心理的機能を評価するのに用いられている数値スケールで、
・数値が大きいほど精神面について健康であると言われている
・あくまでも精神障害および知的障害を対象として社会的機能水準を評価する
ツールです。

なので、GAF尺度は身体的なものや、環境的な制約による障害は含まないこともポイントです。
読み方はギャフ尺度や、ガフ尺度と呼ぶことが多いですね。

GAF尺度の評価は下の表の通り、10段階に分けられます。

GAF尺度 - 厚労省資料
GAF尺度 - 厚労省資料より(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/11/dl/s1111-2a.pdf)

かなり複雑に見えますが...評価する際のポイントは何かありますか?

パット見ややこしいですが、慣れると簡単ですよ。

ポイントとしては、
・精神症状の「重症度」または社会や職業における「機能レベル」について当てはまる段階のうち、より点数の低い方を選択する
・評価日から1週間前まで遡って、1番悪かった状態を評価する
・最終的に記載する際は、62点などの数値付けになる(同じ段階の中の重症度で、62点だったり68点だったりを評価する)

をおさえておいてください!

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