訪問看護制度Q&A
リハビリメインの介入ですが、看護師が3ヶ月に1回訪問しています。
(介護保険のルール上の理由です)
ケアマネさんから緊急時訪問看護加算をとってほしいと言われているのですが、これは可能ですか?
まず制度的な考え方ですが、
そのステーションが24時間体制をとれていれば、加算は取っても大丈夫です。
今回はケアマネさんからの依頼なので、算定の方向にいってもまぁ良いのかなと思いつつですが...
このあたりは制度の問題と本人の希望とケアマネさんの考え方で、取らない方が良いケースもあります。
それってどんなケースがありますか?
そもそも、リハメインの人で、24時間対応が必要な人ってどんな人ですかね?
たしかにたまにはいますが...あまりいませんよね。
24時間の対応が必要なら、看護師が介入するのが自然です。
ちなみに、
「3ヶ月に1回看護師が入るわけだから全ての人に緊急時加算を取る」
としている訪看さんもあります。
これ...「転んだ時のためだ!」と言ったりしていますが、だいたいは利益のためです。
転倒リスクの低い人が転んだ場合は救急車や家族、アルソックetcの代替手段がいろいろ考えられます。
(保険を使わないサービスというものはとても大切で、そういったものを「インフォーマルサービス」と呼んだりもします。
利益は大事ですが、ケアマネさんには利益重視がバレますので、結果的には悪手だと思います。
その前提の上で、あとは個別判断していくのが良いかなと思いますよ。
参考
Q
介護保険の利用者で、3か月に1回の訪問を行っています。緊急時訪問看護加算の算定は可能でしょうか?
A
介護保険の緊急時訪問看護加算は、利用者・家族等に対する24時間連絡体制と計画外の緊急訪問も必要に応じて行う体制をとっていることに対する評価です。よって、仮に緊急連絡や緊急訪問がなくても1月につき1回当該加算は算定できます。当該加算の算定に当たっては、都道府県知事等に当該体制の届出が受理されていることと利用者の同意が必要です。(緊急時訪問看護加算のみの算定はできません)
新潟県看護協会 訪問看護電話相談Q&A https://www.niigata-kango.com/kangoshoku/homon/qa/