介護保険、医療保険の訪問看護2時間ルールについて

介護保険の場合で、看護師の連続介入の場合ですね。
これは駄目というわけではなく...「時間を合算して算定する」必要があります。
例えば30分の介入直後に再度30分介入した場合、30分を2回算定するのではなく、60分1回という形で算定する必要があります(30分2回よりも点数が下がります)。

この合算を避けるためには、次の介入をおおよそ2時間空ける必要があります。
これを、業界では良く2時間ルールと言っています。

もう一つ例を出してみます。
看護師が60分の訪問を行いその1時間後に再度看護師が30分入る形であれば、90分の訪問看護としなければなりません。

おっしゃる通りです。
緊急時(点滴漏れや転倒など)に関してはこの2時間ルールは適応されません。
訪問時間を合算せず、それぞれ1回ずつの訪問として算定可能です。

ややこしいですよね。

はい！問題ありません。

看護師の訪問直後に、理学療法士が入るケースもあると思います。
そういったケースは2時間空いていなくても大丈夫ですね。
(他にも、理学療法士の訪問直後に言語聴覚士が介入...といった場合等も問題ありません)

あまり詳しくないのですが、点数の問題のようですね...

例えば、訪問時間が90分かかるケースがあったとします。
この場合、30分と60分の2回に分けた方が、90分一回で介入するよりも高い点数が算定できます。
（CMさんも拒否するだろうし、あまり現実的な話ではないのですが）

それを避けるため、2時間ルールが作られたと聞いたことがあります。

医療保険では2時間ルールはありません。
ただ、医療保険は一日1回の訪問が基本ですよね？

1日に複数回訪問を行った場合で算定をとるためには、複数回の加算が必要（難病等複数回訪問加算）になります。
そして、ここに「2時間」といった制約はない形です。

ただ...普通に考えて、同じ職種の訪問が短時間で複数回行われるケースはあまりないし、避けるべきだろうなと思いますね。