訪問看護制度Q&A
訪問看護の開設で、人員基準について教えて欲しいです。
2.5人看護師さんが必要なんですよね?
そうです。
常勤換算で2.5人以上の看護師さんがいる必要があります。
立ち上げ時は確保するので良いのですが...
退職によって運営ができなくなる訪問看護さんも、一定数いるようですね。
2.5人を切ると、訪問看護ステーションは運営出来なくなりますか?
運営できない、というのが基本ですが...
次の入職者確保のために、猶予期間を設ける自治体もあります。
ここは自治体次第になっているため、確認が必要ですね。
聞いた話で申し訳ないですが、わりと融通を聞いてくれるところもあれば、
全く融通がきかないケースもあるようです。
自治体次第になるんですね。
まぁでも...まずは退職者を出さないことと、
早めに利用者さんを増やして増員することが大事ですね。
少し話が変わりますが、准看護師は2.5人に含まれますか?
また、パートの人はいかがでしょうか?
准看護師は大丈夫です。
2.5人に含まれますが、計画書の作成や報告書の作成、オンコールの対象外になるのは注意が必要です。
また、パートさんも勤務時間に応じてその割合が含まれます。
週3勤務(8時間×3)であれば、0.6人という形ですね。
なので、常勤2人と週3のパートさんがいれば2.5人確保できます。
参考
Q:
新規開設(人員基準について)
A:
・管理者・・・専従かつ常勤の保健師、看護師または助産師であること(助産師は、健康保険法の指定訪問
看護ステーションのみ)
・看護職員・・常勤換算で2,5人以上確保すること(管理者を含む)
*管理者は、専任であれば1.0として常勤換算できる。
*理学療法士・作業療法士・言語療法士を配置することも可能だが、 人員の常勤換算には含まれない。
*准看護師は常勤換算できるが、訪問看護計画書や報告書の作成、24時間対応の連絡先にはなることが
できない。
*常勤換算とは、事業所の週の所定労働時間を基にして行う。
週40時間勤務が常勤1人とする場合は、週20時間の者は、0.5人となる。
32時間以下の場合は32時間を基準として考える。
熊本看護協会 訪問看護サポートセンターQ&A